LPPMって何?どんなことをしてるの?
ロンドン白金・パラジウム市場(London Platinum and Palladium Market)の頭文字をとった略称のことです。
1989年のスイス3大銀行(クレディ・スイス、スイスバンク、ユニオンバンク)を筆頭に9社が設立したこの市場は、プラチナとパラジウムに関する取引活動の組織化と規制を行っています。
LPPMは世界で流通する白金、パラジウム市場の規格で世界的に最も権威のある登録認定機関となっています。
LBMAが金の認定機関でLPPMがそのプラチナ・パラジウム版といった感じですね。 LBMAってなに?
LPPMは前述したプラチナ・パラジウムの認定や規格を行っている他、相場となる値決めも行っています。値決めは午前9:45と午後2:00に行われる現物取引が主体となります。
LPPMにGD認定されるとプラチナ・パラジウムの価値が上がる
LPPMにより高品位な貴金属地金と分析技術が認められたプラチナ・パラジウムの取引業者はGood Delivery(=GD)として登録されます。
このGD登録された業者が製造する製品は、プラチナ・パラジウムの取引市場においてより高い信用や信頼を持つことができます。簡単に言えば貴金属の価値が上がるということです。よってプラチナインゴットやパラジウムの取引はGD登録された業者と行うのが基本となります。
また似た名称ですがLBMAと同じくこれの金地金のバージョンがGDBといった感じです。 GDB(グッド・デリバリー・バー)とは?